長野市郊外に工房を構えるCRAFの今村さんを訪ねてきました。診療所の受付背面にロートアイアンで作ったロゴと文字列を据え、これに間接照明を当てるとカッコいいのではないかという話になり、ミサワホームさんがCRAFを紹介してくれたのです。
ロートアイアン(wrought iron)は、熱して叩いてを繰り返すことで鉄に意匠を加える技法です。日本語では鍛鉄ともいうそうです。中世からルネサンス時代にかけてヨーロッパで発展し、特にバロックやアール・ヌーヴォーの時代に美術工芸として用いられました。



ロートアイアンの魅力は、
① 芸術性の高いデザイン
繊細な曲線や植物・動物モチーフなど、職人技による美しい装飾
② 重厚感と高級感
鉄ならではの質感と存在感が生み出す、品格と落ち着き
③ オーダーメイドの自由度
手作業で作るため、好みに合わせた一点物のデザインが可能
④ 耐久性と実用性
しっかりした構造で、屋外でも長く使える強さ
⑤ 時を重ねる美しさ
経年で味わいが増し、アンティークのような風合いへ変化
が挙げられます。
夜間当直の暇な時間に、自作のロゴと『ななかまど』を様々な字体で組み合わせ、試行錯誤の末デザインを作成しました。これを持ってCRAFへ打ち合わせに行ってきたのです。
今村さんにデザイン画を見せたところ「これいいですね」と快く制作を受け入れていただきました。
診療所が完成しましたら、受付の奥のロートアイアンにも注目ください。
今度は、実際に鉄を加工している現場を見せていただきたいとお願いしてあります。写真をとって報告します。
